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ギンネム

ギンネム(銀合歓、ギンゴウカン) ≪改≫ Leucaena leucocephala
 
島名ギンゴウカイ マメ科

Ginnemu2






写真上はギンネムの蕾、花、莢果

  矮低木ー中木、幕末・文久年間に江戸から移植されたのが最初で*、明治初期インドから再導入された。露岩、裸地の緑化に種子播種を含め積極的に官により広められた。父島・大神山公園や母島・乳房山登山道入口(乳房橋側)などにサンスベリア(チトセラン)を土留めにして植林された跡が見られる。

   成長が早く細い木が容易に手に入るので、農地の端にも植えられ利用されたようである。陽樹で耐陰性があまりなく、重力散布種子なので、戦前は植栽地以外に広まらなかったが、戦後、放棄された集落、畑、道路に一斉に群落を作った。

Ginnemu





写真中はギンネムの莢果

   父島ウェザーステイションの斜面で明らかなように一旦群落ができると遷移はなかなか進まず、在来種がほとんど侵入できない。父島・母島では復興・振興事業などで返還時程の勢力は無いが、新たな道路整備、農地放棄などで一部復活している。又、葉・枝は野生化したノヤギの餌であり、ノヤギを駆除した聟島列島・媒島などでは勢いを復活し駆除対象とされている。父島・母島では新たな撹乱地に広めない対策が必要。

   硫黄島では、太平洋戦争後、占領した米軍が種子を空中から播いたとされる。しかし、戦争前に国有林や民間により、小笠原群島から既に導入されていたと思われる。

皇后御歌[みうた](1994年硫黄島行幸啓)
 銀ネムの木木茂りゐるこの島に五十年[いそとせ]眠るみ魂[たま]かなしき

Ginnemu3 















写真下はギンネムの植栽跡(下にサンスベリア)父島・大根山

* 延島冬生(2010)小笠原諸島に侵入している外来植物の現状 植調44-1 (財)日本植物調節剤研究協会

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