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2015年10月

キバナハギ

キバナハギ Crotalaria pallida マメ科*
別表記;Crotalaria mucronata オオミツバタヌキマメ*2, Crotalaria Saltiana*3

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写真1 キバナハギCrotalaria pallidaの葉

1年生ときに多年生*4とあるが、母島では多年生。日当たりのよい場所で小群落をつくり、開花時に黄色い花が目立つ。
・原産地 熱帯アフリカ起源らしいが*,熱帯アジア原産*4ともある。熱帯亜熱帯に分布*4。
・導入 硫黄島で1934年津山尚先生が採集*3,翌1935年小笠原諸島で採集*5も硫黄島の可能性が高い。
・導入目的 硫黄島に「薬用。茶園の緑肥。繊維から網索、粗糸」*6目的か不明。母島は鑑賞用か。

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写真2 同Crotalaria pallida花穂

・野生化 太平洋戦争以前(~1941)に硫黄島では栽培逸出していたと思われる。小笠原諸島返還後(1968~)母島で野生化した状態で長浜で採集されている*7が、太平洋戦争以前に導入栽培されていたと考えられる。

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写真3 同Crotalaria pallida
・侵略性 生育場所は限定されていたが、そこが長浜トンネルの南口になり、調査・本体工事・改修などにより北口にも拡散された。又、近年道路端草刈が頻繁になり拡散されてるようにみえた。2015年、長浜トンネル付近は見当たらず、北に離れた東港に面した箇所に小群落が見つかり駆除された。工事残土などに紛れ込んだと思われる。埋土種子による再生も考えられ要注意である。硫黄島の状況は不明。

* 清水建美編(2003)日本の帰化植物
*2 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名?学名インデックス」(YList),
http://bean.bio.chiba-u.jp/bgplants/ylist_main.html(2015年7月1日)
*3 東京大学総合研究博物館(2011)海洋島植物標本データベース
http://umdb.um.u-tokyo.ac.jp/fmi/xsl/DShokubu/spm/top.xsl (20151025)
*4 竹松哲夫・一前宣正(1993)世界の雑草2-離弁花類-
*5 奥山春季編(1977)平凡社版寺崎日本植物図譜
*6 熱帯植物研究会(1984)熱帯植物要覧,大日本山林会
*7  Sumiko KOBAYASHI and Mikio ONO(1987)A Revised List of the Vascular Plants and Introduced to the Bonin(Ogasawara) and the Volcano(Kazan) Islands, OGASAWARA RESEARCH 13, TOKYO METRPOLITAN UNIVERSITY
※ 学名の表示は属,種小名まで。

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