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ホテイチク

ホテイチク Phyllostachys aurea  イネ科*
Hoteitiku20130207
 中国原産、日本でも広く栽培*。
 高さ2-5m,基部の節間が圧縮された奇形となり、和名「布袋竹」の由来である*2。小笠原諸島のものは圧縮が足らず、「布袋腹」が分かりにくい。小笠原諸島導入時期は、太平洋戦争以前の文献記載は1938年*3と遅いが、内地(八丈島を含む)から導入されたものは記載されていないものが多く時期は不明である。父島大神宮山に広く群落をなしているが、南面(二見湾側)は太平洋戦争前は無かった、テンノミ(テンノウメの実)採りに子供が登っていて、軍(旧日本軍)のトーチカ作りで偽装に使ったのではと伝えられている。偽装用に移植された箇所では表土の薄い矮性乾性低木林のテンノウメ等を駆逐して広がったと思われるが、シャリンバイ等の低木林内には侵入出来なかったようで拡大は限定的である。侵略性は局地的には大であるが、他所に分布を広げるのは人為に頼らざるを得ず、小である。

写真上は群落(宮之浜道側)

Hoteitiku20090405
写真中は和名の由来である基部の節間

* 神奈川県植物誌調査会編(2001)神奈川県植物誌2001
*2 牧野富太郎(1979)牧野新日本植物図鑑35版
*3 豊島恕清(1938)小笠原島の植生並熱帯有用植物に就て,農林省林業試験場

写真下は筍、食用になる

Hoteitiku20120501





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