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ミズイモ

ミズイモ Colocasia esculenta サトイモ科*  水芋 タロー  タロイモ カワイモ

Mizuimo20111002


 サトイモ(里芋)の一品種、インド東部~インドシナ半島原産*。「みずいも 天南星 Colocasia タロー 一種のさといも…輸入経路名称等を詳らかにせざる」*2とし小笠原島物産誌略*3の文言だけを転記している。小笠原島物産誌略では「ゴアム嶋ヨリ来ルナラント云フ」(ママ)、「小笠原土人ハ此種其初三維群島ヨリ種ヲ得テ植ソメケルト云フ」(ママ)とグアム島とハワイ諸島の両来歴説をあげている。
 当時島に伝わる紫茎と青茎の2種の「真形」が描かれている。芋を食用として導入、小川、湿地に栽培されたようである。移住した日本人も好み、紫茎の芋付近の葉柄はずいきとして味噌汁の実ともされた。子芋を株の周りに付けるものと匍匐枝が発達するものがある。川手の時代に既に野生化していたようである。小笠原諸島返還後も野生化したものが採取され、又シマクワズイモ(Alocasia cucullata)等に圧迫され減少している。侵略性はない。

写真はシマクワズイモに囲まれてるミズイモ(父島)

* 堀田満ら編(1989)世界有用植物事典
*2 川手 文(1911-15)小笠原陸産物誌植物編,東京都公文書館蔵
*3 曲直瀬 愛(1883)小笠原島物産誌略,小笠原村教育委員会蔵

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