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ビヨウタコノキ

ビヨウタコノキ(アカタコノキ)(Pandanus utilis) タコノキ科*
Akatako20121204


・マダガスカル原産*。
・小笠原諸島には自生のタコノキ(小笠原諸島固有種)(Pandanus boninensis)*2が1種ある。海岸付近の岩場から山腹に多く何処にでもよくあり、「小笠原村の木」*3でもある。
・ビヨウタコノキは最近、街路樹に使われ姿が美しく実もよく付けるので目立ち、固有種のタコノキと間違って広められている例がある*4,5。葉も姿も美しい「美葉タコノキ」の意*。葉の縁と裏面中筋の赤い刺から「赤タコノキ」の別名があり小笠原諸島では「アカダコ」と呼んでいる。
・戦前鑑賞用に導入されたが*6、返還後も野生化したものが見られたが少数で雌木だけだったのか実生は無かった。近年、雌雄両株が導入され雄花も実生も見られるようになった。今のところタコノキとの競合はみられず侵略性は小さいと思われる。

表 ビヨウタコノキとタコノキの違い

                                                                 
名前ビヨウタコノキタコノキ
太く直立不定
対生が多い不定
支柱根幹下部幹下部・枝基部
幹下部気根スカート状に包む大きい隙間
細く伸び垂れない広く垂れ下がる
葉の刺赤・短・まばら・無痛密・やや長・痛
丸球形丸球~楕円形
果の着方下垂斜めに下がる
果茎長く目立つ短く見えにくい
印象左右対称美奇形

Akatakomi20121204

写真はアカダコの実

* 海洋博覧会記念公園財団編(1997)沖縄の都市緑化植物図鑑
*2 豊田武司編著(2003)小笠原植物図譜増補改訂版
*3 小笠原村(1983)昭和58年告示29、小笠原村の花、木、鳥、魚の指定
*4 日本植物画倶楽部(2004)日本の絶滅危惧植物図譜 =全体像はビヨウタコノキ
*5 日本郵趣協会(2012)世界遺産Ⅲ小笠原の初日カバー=全体像はビヨウタコノキ
*6 豊島恕清(1938)小笠原島の植生並熱帯有用植物に就て 農林省林業試験場

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