« 2012年8月 | トップページ | 2012年11月 »

2012年9月

ダイサンチク(インドチク)

ダイサンチク(Bambusa vulgaris)* インドチク コウコウダケ イネ科*

20120718indotiku

・南中国、マダガスカル原産説がある*。泰山竹*2。
・稈は束生し濃緑色、直径10cm内外*、高さ10数メートル。各母竹の外側に竹の子を出し親竹を保護しているようにみえるのでコウコウダケの名もある*。
・豊田は「マチク(インドチク) Dendrocalamus latiforus」*3としている。
・7-9月頃、竹の子を出すので押して折り採集し食用とする。材としては柔らかく使えず、正月の門松の材料とされる。
・小笠原諸島では竹笹類は、自生せず全て導入種。明治12年(1879)、武田昌次、盆栽持参*4とある。同年、武田昌次らはバダビア(ジャカルタ)等に出張し熱帯植物を多種類持ち帰り小笠原諸島に導入している。印度から持ち帰った種の一として、印度竹と呼ばれている。
・内地からの旅行者には株立ちの竹は珍しかったのであろう,「路傍に印度竹及び椰子樹が並木の如く列植してある。」*5と書いている。
・父島、母島島内の沢沿いの湿性地に植栽され野生化している。竹の子を採るだけで手入れすることも無く、野生地の土壌の自然流出、側の道路整備による乾燥化、アカギ等外来種繁茂などにより衰退傾向にあり侵略性はない。

 写真上はインドチク(母島・石次郎海岸20120718)

20120718takenoko

 写真中はインドチクの竹の子(母島・石次郎海岸20120718)

Take20080101




  写真下は門松に使われているインドチク(父島・20080101)

* 奥山春季編(1977)平凡社版寺崎日本植物図譜
*2 堀田満ら編(1989)世界有用植物事典
*3 豊田武司編著(2003)小笠原植物図譜増補改訂版
*4 川手文(1911-15)小笠原陸産物誌植物編
*5 丸山晩霞(1908)小笠原写生旅行(4) みづえ40

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年8月 | トップページ | 2012年11月 »