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2012年8月

カリッサ

カリッサ Carissa carandas* キョウチクトウ科*

20120813carrisa
・インド原産、低木、刺あり、花は白く筒部淡紅、果は赤半班*。小笠原高校が奥村後方にあった頃、谷の対岸に目立つ赤い実の名を当時の高校生物教諭(現NPO理事長)に教わった。その後、その谷の右岸尾根に電信山遊歩道が作られたが気付かず、2012-08の山火事跡に生えていた。導入後野生化したものと思われる。
・最近栽培されているものはオオバナカリッサ Carissa macrocarpa[=C.grandiflora],アフリカ南部原産*2 とされている。導入時期は豊島は、「カリッサ Carissa acuminata,オオバナカリッサ Carissa grandiflora」*3をともに挙げている。最近栽培のものは再導入であろう。
・どちらも低木で緑の葉が濃く花が白く実が赤く目立つ。後者は花好きの人に好まれ栽培されている。両者とも乾燥に強いので、乾性低木林に侵入しやすい要監視外来種の一。

写真上はカリッサ(父島・電信山遊歩道山火事跡)

Ohbanacarissa20090613写真下はオオバナカリッサ(父島・宮之浜道)

* ・E.J.H. CORNER・渡辺清彦(1969)図説熱帯植物集成
*2 八丈島園芸植物図書編集委員会(2003)八丈島の園芸植物
*3 豊島恕清(1938)小笠原島の植生並熱帯有用植物に就て 農林省林業試験場

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シンテッポウユリ

シンテッポウユリ Lilium × formolongo ユリ科*

20090716teppouyuri・タカサゴユリとするもの*2,3もあるが、太刀掛*4は詳しく説明しタカサゴユリ説を退けている。
・テッポウユリは4月下旬~6月上旬に開花、一方本種はここ数年異常開花が見られるものの、7-8月の暑い時季に開花している。道路沿いに点在する。
・小笠原諸島への導入はここ10数年位ではないかと思われる。鑑賞用に島民が導入し栽培逸出したのか、芝・植木類に付着した非意図的導入か不明。参考に神奈川県三浦半島北部で最近目につく帰化植物の第一に挙げられている*5。
・父島では急速に広がっており道路沿いに目立つことから、行政による道路草刈り業務が拡散を促進している可能性がある。要監視外来種の一。

写真上はシンテッポウユリ花・葉(父島・宮之浜)

20090716sinteppouyuri

写真下は同全景(同),

テッポウユリと比較して下さい。


* 神奈川県植物誌調査会編(2001)神奈川県植物誌2001
*2 清水矩宏・森田弘彦・廣田伸七編著(2001)日本帰化植物写真図鑑
*3 清水建美編著(2003)日本の帰化植物
*4 太刀掛優・中村慎吾編(2007)改訂増補帰化植物便覧
*5 金子 昇(2010)三浦丘陵・円海山から大楠山まで神奈川県三浦半島北部を歩いて      見よう!植物ウォッチング





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