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2012年4月

カラシナ

カラシナ Brassica juncea アブラナ科*Karasina20120217

・西アジア原産の一年生草本*。
・小笠原諸島に導入された時期は不明、明治期に本土から導入栽培されていたと想像される。
・戦時中、「栽培」種の本種「種子」が「医薬用植物」として挙げられている*2。
・栽培逸出したものが父島大村、母島沖村の空き地、河床などに生育している。個体数が少なく、2-4月に開花、結実、枯死し、開花中はやや目に付くが、直に消えてしまうのであまり注目されなかったようで、「カラシナ? Brassica sp.」*3と一文献にある。
・栽培逸出外来種の一で、一部行政の草刈り業務で拡大している所があるが、今のところ侵略性は低いと思われる。

写真上はカラシナ、花
写真下は同、結実し枯死する状態

Karasina20120418_2* 清水矩宏・森田弘彦・廣田伸七編著(2001)日本帰化植物写真図鑑
*2 小笠原営林署(1943)小笠原島所生植物利用調査書 父島要塞司令部検閲済
*3 (社)日本森林技術協会(2005)平成16年度小笠原地域自然再生推進計画調査(その1)業務報告書

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ヤコウボク

ヤコウボク(ヤコウカ) Cestrum nocturnum ナス科*

Yakohboku_flower20090420・熱帯アメリカ~西インド諸島原産、琉球では栽培、逸出野生化*。
・夜間に強い芳香を放つことからヤコウカ(夜香花)と呼ばれる*2。ヤコウボク(夜香木)も同じ意*3。
・明るい日向に栽培されているものは花も目立たず気付かないが、夜間ややきつい香りが流れてくるので付近に本種が植えられていることがわかる。
・父島*4、母島で栽培されており、父島北部・宮之浜では栽培放棄されたものが野生化している。家の庭からも生えてきたのは、鳥散布か私の靴に着いてきたか不明。
・宮之浜を囲む北向き斜面で日当たりが限られ、やや湿り気がある場所では野生化したものの結実、実生もあり増えている。侵略的外来種の一である。
・セストラム(夜香木(方言))、明治42年輸入とある*5。戦後、再導入されたかは不明。

Yakohboku_fruit20090420
写真上はヤコウボク花
 写真中は同、実
 写真下は同、実生

Yakohboku_child20090420* 植村修二ら編著(2010)日本帰化植物写真図鑑2
*2 (財)海洋博覧会記念公園管理財団編(1997)沖縄の都市緑化植物図鑑
*3 武田和男(1998)ハワイの花300種ガイド
*4 和田美保・和田勉之・長島忠義(2009.3.19)小笠原植物誌
 http://www.ogasawara-syokubutusi.com/index.htm
*5 川手文(1911-15)小笠原陸産物誌植物編




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