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2012年1月

ゴバンノアシ

ゴバンノアシ* Barringtoma asiatica* サガリバナ科

Gobannoasi_f20111110_2 石垣島、西表島に稀産、台湾(南嶼・蘭嶼)・マレーシア・オーストラリア・太平洋諸島などに分布*。1899(M32)年南洋から父島に輸入、島庁で栽培、観賞植物とある*2。ネムノキよりも大型な花と大きな実が樹名「碁盤ノ足」そっくりで、人気があり実生から発芽も比較的容易であちこちで栽培されている。7-8月の夕方開花する。海流散布。湿った場所を好み、そこに落下した実から発芽した個体が見られる。樹高10m近くになり、長さ20cm程の大きな葉を広げるので、周囲を暗くし、又落下実から成長した個体とともに、群集を作り、他の草木を排除している。群集になるまでは年数がかかるが、侵略性があり、要注視対象種である。

写真上はゴバンノアシの花(20111110)お祭り広場                                                                                                                              

Gobannoasi_mi20100614

写真中はゴバンノアシの実(20100614)砂浜に漂着

Gobannnoasi_sicho20111215

写真下はゴバンノアシ群集(20111215)東京都小笠原支庁裏庭

* 佐竹義輔・原 寛・亘理俊次・冨成忠夫(1989)日本の野生植物木本2
*2 川手文(1911-15)小笠原陸産物誌植物編

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ハゼノキ

ハゼノキ(リュウキュウハゼ)* Rhus succedanea* ウルシ科*

20110108haze 父島・夜明道路の長谷~初寝歩道入口あたりで紅葉が目立つと尋ねられる。常緑時はほとんど気付く人が少ない。3-8m高。小笠原諸島では数少ない落葉樹。2011年は紅葉が遅く、12月下旬になった。蝋採取の為導入された外来種が野生化したもので、当初の目的は果たせなかったようだ。戦前の文献*2でも「一覧表」にはあるものの「効用」欄には記載が無い。乾燥にさほど強くないようで、野生化の範囲が限られており侵略性はさほど高くないと思われる。
 写真は紅葉したハゼノキ(20110108)長谷
* 豊田武司編著(2003)小笠原植物図譜増補改訂版
*2 豊島恕清(1938)小笠原島の植生並熱帯有用植物に就て

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