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ポトス(オウゴンカズラ)

ポトス(オウゴンカズラ) Epipremnum aureum (Rhaphidophora aurea)(Scindapsus aureus)サトイモ科*

Potos  ソロモン群島原産、多年草つる植物。学名が少なくとも3あるが、同一のものを指していると思われる。
 昭和戦前期、観葉植物として導入されたようで、導入された箇所で1944年強制疎開後、放棄され野生化。やや湿性な日陰を好み、つるから気根を出し、樹木、岩壁を這い上がり、平地では一面に広がっている。内地では小型の観葉植物として知られているので、長さ70cm程の大きな葉を多数つけ太いつるが木々へ巻き付いたり、一面に広がっている様子は観光客には人気がある。父島では宮之浜、二業地(吹上谷)、JAXA(旧宇宙開発事業団)道路向などで、母島では沖村、小剣先山北西岩壁、北村、大沢海岸付近などで見られる。『パークガイド小笠原』*2では「ポトスの大群生があり、タマナなどに巻きついている野性味あふれる様子に圧倒される」と紹介されている。絡みついた木の幹を覆い、枝に絡み、又、林床に届く太陽光を大きな葉が遮り、樹木及び地上の幼樹、草本シダ類の生育を阻害していると思われる。さらに、地表、岩壁を覆い、在来の植生を駆逐している。在来の草木本の生育を妨げ、自生地を奪う侵略的外来種である。
しかし、侵略的外来種の認識が薄いのは、世界自然遺産登録にあたり、疑問が大きい。
写真は、JAXA(旧宇宙開発事業団)道路向の自生(固有)亜高木に絡まるポトス。
* 太刀掛優・中村慎吾編(2007)改訂増補帰化植物便覧
* 植村修二・勝山輝男・清水矩宏・水田光雄・森田弘彦・廣田伸七・池原直樹編著(2010)日本帰化植物写真図鑑第2巻
* 八丈島園芸植物図書編集委員会(2003)八丈島の園芸植物
* 高林成年編(1991)山渓カラー名鑑観葉植物
* 日本生態学会編(2002)外来種ハンドブック
*2 (2010)自然豊かな母島の遊歩道を歩く パークガイド小笠原 自然公園財団発行

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