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クリノイガ

Kurinoiga シンクリノイガ Cenchrus echinatus 島名トッツキ,クリノイガ イネ科(南島、写真上)。戦後米軍時代にフィリピンからグアム・サイパン経由で導入した牛に付着して入ってきたようだ*。果実が犬猫、ノヤギ、人、鳥に付着、海流でも広がり、そこで重力散布により群落を拡大する。父島では返還時(1968年)頃の勢力はないものの点在している。日当りがよく乾燥した大村の広場や空地が返還後の施設や道路整備など又最近は民地にも次々と店舗などが建ち、群落を作るほどの土の空間が少なくなったことによるのであろう。母島には復興事業が本格化した返還5年後以降に入った模様、沖村で広がったが左程拡大していない。一方、南島では爆発的に広がり、在来種を圧迫していたので地元NPOや行政により駆除が始められたが、未だ根絶出来ていない。また、硫黄島にも侵入しており、南硫黄島調査でも確認され*2、鳥による散布と思われる。種の多様性、生物多様性への影響大の侵略的外来種である。延島は2008年ガラパゴス諸島サンクリストバル島海岸で大型の同属を見た、種名は不明。
* 延島冬生(2010)小笠原諸島に侵入している外来植物の現状 植調44-1 (財)日本植物調節剤研究協会
*2 藤田 卓ら(2008)南硫黄島の維管束植物相 小笠原研究33 首都大学東京小笠原研究委員会

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