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チトセラン

Titoseran チトセラン Sansevieria nilotica  サンセベリア 島名トラノオ[虎ノ尾] キジカクシ科←リュウゼツラン科*
 熱帯アフリカ原産、多年生多肉植物。明治36年豪州より輸入*2、繊維採取に有用とされ*3たが、実用化されなかったようだ。明治末期頃から岩石地にギンネムの植林用土留めとして植えられ、その後旧日本軍の要塞砲台にも転用されたようである*4。父島・大神山公園を始め父島・母島の各所に今もチトセランの群落の中にギンネムが散在する状態が見られる。高さは40cm~150cm、根茎が横に這い株立ちし外側に広がり、植栽地を占有し他の種に置き換わりそうにない。土に植栽されたもの以外は拡大速度はさほど速くはない。侵略的外来種。
 本種以外にツツチトセラン、フクリンチトセラン等の鑑賞用栽培や放棄が見られる。

写真はチトセラン群落と中のギンネム

  * 大場秀章編著(2009)植物分類表 アボック社
 *2 豊島恕清(1938)小笠原島の植生並熱帯有用植物に就て
 *3 川手文(1911-15)小笠原陸産物誌植物編
 *4 船越真樹(1991)小笠原諸島におけるギンネム林の成立―移入と分布の拡大をめぐる覚え書―その4 小笠原研究年報14

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