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2009年12月

コバナヒメハギ

Himehagi カスミヒメハギ(コバナヒメハギ) Polygala paniculata ヒメハギ科
 「南アメリカ原産でインドネシア、ニューギニアや南太平洋諸島に帰化している1年生草本。第2次世界大戦後に沖縄に帰化」*とある。高さ20-30cmになり、ごく小さいが白い花を穂状につけ、開花期には目立つ。
 父島に本種が記録された*2のは比較的新しく、私が気付いたのは旭山遊歩道に開花しているときで(1987-01)、当時小笠原高校の安井先生に出典*3とともに名を教えていただいた。最初に見つけたのは、その下方の屏風谷にある建設業者の資材置場とのことであった。その後、拡大する様子はあまり見られなかったが、近年分布を広げ宮之浜~釣浜遊歩道(写真下)や街中でも見かけるようになり、清瀬職住では一角が一面の花畑になることがある。

Himehagi2 島内での拡散は種子の資材、靴や車への付着が主な要因だろう。その影響は不明だが、継続観察が必要であろう。 
* 日本帰化植物写真図鑑(2001)
*2 榎本 敬(1993)小笠原諸島、父島・母島の雑草と帰化植物 小笠原研究年報16
*3 初島住彦(1975)琉球植物誌

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ウラジロチチコグサ

Urajirotitikogusarozett_ura ウラジロチチコグサ Gnaphalium spicatum キク科
 「南アメリカ原産の多年生植物、関東地方から九州にかけて分布を広げ、東北全域に侵入」*とある。ハハコグサ属は、従来外来種チチコグサモドキ Gnaphalium pensylvanicum 1種しか知られていなかったが**、近年本種が侵入した。
 本種は葉柄がなく、葉の表は緑色で光沢があり、裏側は白く毛が密生しており(写真参照)、幼苗時に容易に見つけられる。都道夜明道路、中央山南の緑化ブロックの植栽芝に混入したと思われる。10年程前、20cm前後の花茎を伸ばして開花していることに何人かが気づき、有志が駆除を始めた。しかし、未だに駆除しきれていないしつこい外来種である。また、付近や島内に分布を広げているのか不明。要注意植物である。
* 日本帰化植物写真図鑑(2001)
** 改訂増補帰化植物便覧(2007)

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