« 2008年11月 | トップページ | 2009年1月 »

2008年12月

フタシベネズミノオ

Photo フタシベネズミノオ Sporobolus diander[二蘂鼠ノ尾] イネ科
 細い穂を40-50cmほど伸ばし、やや曲がる。穂がないと気づかれにくい。穂があっても鼠ノ尾のようにはとても見えない。主に父島の道路沿いの隙間から生えているので気をつけていると分かる。戦前は見られず、返還後の調査*でも載っておらず、小林リスト*2に出てくる。小林リストでは、父島の路傍にあり、熱帯アジア、オーストラリアに分布とある。内地には侵入していないようで、多分米軍支配時代(1946-1968)、物資とともにグアムかフィリピンから父島に入ってきたものであろう。その後、近年になって再び分布を広げ、他の島々にも侵入している。この種がどう影響しているのか不明だが、分布を広げていることから今後の動静には気を付ける必要がある。

* 津山 尚(1970)小笠原諸島の植物附録2小笠原島および硫黄島に産する植物の総目録 続小笠原諸島自然景観調査報告書 東京都
*2 Sumiko KOBAYASHI and Mikio ONO(1987) A Revised List of Vascular Plants Indigenous and Introduced to the Bonin(Ogasawara) and the Volcano(Kazan) Islands. 小笠原研究13 東京都立大学小笠原研究委員会

| | コメント (0) | トラックバック (0)

転載:小笠原野生生物研究会・雑草の会1月のお知らせ

#雑草の会 2009-1月のお知らせ

日にち:1月6日(火)
場 所:地域福祉センター 2F会議室
時 間:午後7時~8時半

 手ぶらでも、雑草や写真を持ってきても結構です。気軽にご参加下さい。

《2008-12-5 雑草の会報告》
 生の草木や写真が多数持ち寄られ、植物園の方や飛び入り参加もあり盛況でした。

外来草本20種
 ・ナピアグラス(穂)[ドイツ牧草ニイネ科]扇浦
 ・アフリカヒゲシバ(穂)[ニイネ科]清瀬圃場、新火葬場
 ・タツノツメガヤ(穂)[竜ノ爪萱ニイネ科]丸山トンネル北
 ・フタシベネズミノオ(穂)[ニイネ科]清瀬圃場
 ・ギネアキビ(穂)[ニイネ科]清瀬圃場
 ・アイダガヤ(穂)[ニイネ科]清瀬圃場
 ・タカノツメ(実)[鷹ノ爪、イオウトウトウガラシ、シマトウガラシニナス科]境浦
 ・イリオモテニシキソウ[=トウダイグサ科]船客待合所
 ・シマニシキソウ[=トウダイグサ科]船客待合所
 ・ナガエコミカンソウ[=トウダイグサ科](写真)奥村
 ・オオバセンボウ[大葉仙茅ニコキンバイザサ科]清瀬圃場
 ・ウスゲキダチキンバイ(花、実)[ニアカバナ科]境浦
 ・アメリカタカサブロウ(花、実)[ニキク科]境浦
 ・フシザキソウ[節咲草ニキク科]清瀬圃場
 ・ウスベニニガナ(花)[薄紅苦菜ニキク科]新火葬場
 ・コバナムラサキムカシヨモギ(花)[ニキク科]清瀬公園
 ・キンゴジカ(花、実)[ニアオイ科]丸山灯台
 ・ツボミオオバコ(ロゼット)[ニオオバコ科]第1トンネル北
 ・オオイワヒトデ類[ニウラボシ科]硫黄島産、栽培
 ・シンゴニウムSP[ニサトイモ科]清瀬圃場

外来木本1種
 ・ニンニクカズラ(花)[=ノウゼンカズラ科](写真)お祭り広場 栽培

自生草本・シダ 7種
 ・オオシラタマカズラ[ニアカネ科、固有種](写真)中央山
 ・ムニンナキリスゲ(穂)[=カヤツリグサ科]清瀬圃場
 ・ヒゲスゲ(穂)[=カヤツリグサ科](写真)三日月山
 ・オガサワラハチジョウシダ[=イノモトソウ科、固有種]清瀬圃場
 ・キンモウイノデ[=オシダ科]清瀬圃場
 ・コキンモウイノデ?[=オシダ科]母島
  ・ムニンミドリシダ[=イワデンダ科、固有種]母島
 
自生木本1種
 ・ムニンモチ[=モチノキ科、固有種]母島

以上です。

|

« 2008年11月 | トップページ | 2009年1月 »